昭和60年に発売した脂性肌用化粧水「ソフト1200」はドクダミを単味煎し長期熟成させたものですが、「清(さやか)」はそれに長期熟成した「ヤナギエキス」をブレンドした製品です。
当社社長が昭和50年頃柳の研究に着手したきっかけは、まず江戸期に中国から日本に伝来した本草学の史料『本草綱目』に水楊(川柳)についての興味深い記述があり、柳の樹皮や葉に美容料としての有効性が期待できるのではないかと着目したことにあります。
また日本統治下の旧満州国(1932年〜1945年)にあった満州医科大学にまつわるある回顧録を目にしたこともその確証となりました。それは当時近代医療や公衆衛生を推進するための拠点であった同大学に在籍していた日本人学生がひどい吹出物に悩んでいたところ地元の老婆が差し出してくれた柳の汁で快癒しその不思議な効力に驚いたという記事。早速研究にとりかかった「ヤナギエキス」も既に30年近く熟成しています。
当時まだ未開であった中国奉天の土着の民から教えられた民間療法をこの度「昭和の化粧水 清(さやか)」に加味し、このところ多い脂性肌の方の福音になればと願っています。